GAUZE / Dir en grey
- GAUZE -mode of adam-
- Schweinの椅子 ★
- ゆらめき ★
- raison detre
- 304号室、白死の桜
- Cage ★
- 蜜と唾 ★
- mazohyst of decadence
- 予感 ★
- MASK
- 残 -ZAN- ★
- アクロの丘 ★
- GAUZE -mode of eve-
(★は好きな曲)
ロックバンド・DIR EN GREYが、"Dir en grey"表記だった頃の1stアルバム。'99年作。
最近ではメタルっぽかったり、アートっぽい曲が多くなってるけど、当時は所謂ヴィジュアル系としての類に漏れない外見曲調が多かったと思う。
とは言え、生々しいグロテスクな歌詞描写だったり、禍々しい舞台装置(Mステ事件のやつ)等は、異彩を放っていた。Mステ事件はリアルタイムで見てた気がする。
シングル曲はX JAPANのYOSHIKIプロデュースのため、結構親しみやすい曲が多い。
各曲の感想
GAUZE -mode of adam-
2分ほどのインスト。金属音と、遊園地のようなBGMから激しいバンドサウンドへ変化、そのまま次曲へ流れ込む。
Schweinの椅子
Schwein=ドイツ語で豚の意。今作中屈指の凶悪ナンバー。初期のLIVEの定番曲。Vo.京が「極悪で」と依頼したコーラスも聴きどころ。
ゆらめき
シングル曲。切なく疾走する良曲。
raison detre
raison detre=存在理由。ダンスビートが印象的。
304号室、白死の桜
アコギと、1番が終わった後のドラムが好きだな!
Cage
シングル曲。オルゴールから始まるメロディアスな曲。歌詞はSMを歌っているらしい。
この曲も非常にとっつきやすい曲なのでお勧め。
蜜と唾
本来は「蜜」「唾」は反転していて「つみとばつ」と読ませる。
エログロ路線の歌詞と、A・Bメロはシャウトを多用して、サビはメロディアスになるという、ある意味最近のDIRを先取りしているような曲。
後々『罪と規制』として再録されたけど、全く別物…。
mazohyst of decadence
個人的には本アルバム1の問題作。
まず長い。約9分半。そしてプログレのような劇的な曲展開があるわけではない。
そして歌詞が屈指の陰鬱さで、人工妊娠中絶を歌っている。
歌詞もあいまって、京のシャウトも悲鳴のように聞こえて、聴いていて非常に辛い。
別に自分に中絶経験があるわけではないのだが…
どうやら作曲者のGt.薫は「聴いてるうちに眠くなって次に飛ばしたくなるような曲にしたかった」と語っているらしいので
その目論見は、俺には成功してます。
予感
個人的には本作のハイライト。この曲が一番好き!っていうファンも多いんじゃなかろうか。
とにかく綺麗な曲、という印象。歌詞は不倫のことを歌っていて、ただ綺麗なだけではないのがDIRらしいが。
前曲から続けて聞くと、テンションの違いで更に綺麗に感じる。
今となっては絶対に作らない曲調だろうけど、もう一度こういう曲作らないかなぁ…作らないよなぁ。
誰かが「いい曲だけど、別にDIRである必要がない曲」と言っているのを聞いた。
DIRである必要はないのかも知れないが、俺はDIRだからこの曲を知れたんだけどな…
MASK
ヒトラーの演説から入るスピーディな曲。最後に曲調がガラッと変わるけど、あんまり印象に残ってない…
残 -ZAN-
シングル曲で、本アルバム屈指の凶悪ナンバーその2。
Mステ事件で歌われた曲、とか、親愛なるDEATH MASKのパクり、とか散々言われてるけど、俺はこの曲も黒夢も好きです。
京の狂い具合とか、ドラムのツタツタ感とか、たまらないっすね〜。
ただまぁ今聴くと、最後の京の台詞は蛇足に感じるなぁ…そこは再録の『残』で変わったからいいか。
アクロの丘
シングル曲で、実質的なアルバムトリを飾る、長編バラード。歌詞も悲恋を歌っているようで、物悲しい曲ですね。
最後のサビ(Cメロ?)の
「過去は二度と戻らないけれど 生まれ変わり君を探すから」
っていう歌詞が好きだなぁ。
GAUZE -mode of eve-
ごく短いインスト。実際は前曲の最後に収録されてる。…トラック分けミスったのかな?…
金属音と水音。
人に歴史あり、というか、今とは全く違う音楽性なので、DIRの原点を知るという意味ではお勧め。
個人的にはシングル曲が多くて「懐メロ」的な側面もある。極悪な懐メロだなぁ。
WORLD DOMINATION / BAND-MAID
- I CAN'T LIVE WITHOUT YOU. ★
- PLAY ★
- ONE AND ONLY
- DOMINATION ★
- FATE
- SPIRIT!! ★
- ROCK IN ME ★
- CLANG ★
- TURN ME ON ★
- CARRY ON LIVING
- DAYDREAMING ★
- ANEMONE ★
- ALIVE-OR-DEAD
- DICE ★
- ハニー (Bonus Track)
(★は好きな曲)
メイド服に身を包んだハードロックバンド、BAND-MAIDの2ndアルバム。'18年発売。
以前から噂は予々聞いていて、YouTubeでMVもチェックしていたけど、アルバムを聴くのは今作が初。
ストレートなロックで、良い意味で聞きやすいなぁというのが第一印象。
メタルほどドコドコピロピロしてないし、ヴォーカルも真っ直ぐな感じの歌い方だから、そっち方向に免疫ない人でも聞ける。
全体的に疾走してる曲が多い。レビューサイトで見た「似たような曲が多い」っていうのは、ここから来てるのかも。
…別バンドだけど、Protest the Heroの"Scurrilous"を聴いた時に、全体的に曲テンポが同じくらいだったから、「似たような曲ばっかりだなぁ」と思った記憶がある。
裏を返せば、似たような曲ばかりなら、1曲気に入れば他の曲も気にいるということだから、それほど悪い事でもないと思う!
逆に、次作"CONQUEROR"は、曲がバラエティ豊からしいので、そっちが楽しみ。
ボーナストラックにムックの"ハニー"のカバーが収録されているけど、俺の知ってる時代のムックの曲だったらなお嬉しかったなぁ〜。
原曲は聴いたことないけど、あぁ、逹瑯さんが歌っているのをイメージできる。
たくさん★つけちゃったけど、特に好きなのはライヴでサビが盛り上がりそうなM2、タイトルトラックM4、跳ねるようなリズムでノリノリのM7、後半に来てようやくスローテンポなバラードのM11、12の2連続!
そしてMVで気に入ってたM14が好きだな!
よく、女性でHR/HMという括りで、BABYMETALと比較されるみたいだけど、俺は両方好きだな!
俺が知らないだけだと思うけど、最近活躍してる若手HR/HMアーティストって日本じゃ見てない気がするから
両グループとも、次代にHR/HMを伝えてくれる稀有な存在だと思う。
他のアルバムも聴こうかな!
BIG TIME CHANGES / 聖飢魔II
- ROCK'N'ROLL PRISONER ★
- EARTH EATER ★
- 1999 SECRET OBJECT ★
- FROG NIGHT
- 破れぬ夢の中で
- BIG TIME CHANGES ★
- NEVER ENDING DARKNESS ★
- THE FINAL APOCALYPSE
- CREEPING TWILIGHT
- ANGEL SMILE
悪魔ヘヴィメタルバンド、聖飢魔IIの第四大教典。’87年発売。
前作『地獄より愛をこめて』の後に脱退した構成員・ジェイル大橋代官に代わり、Sgt.ルーク篁III世参謀が参加。前作でも、『紫馬肥』名義で"EL・DO・RA・DO』を提供していた。
前作までは、コンセプトに則った、悪魔的な世界観の曲が多かった(『地獄より〜』では、かなり希薄にはなっていたけど)が、
今作ではその要素はほとんどなく、ハードなロックサウンドとなっている。
後期聖飢魔IIを先に聴いていたことが要因だと思うけど、う〜ん、メロディが渋い。一、二度聴いただけでは良さが分からなかった。
ベストの金・銀盤に収録されていたM3、M6はすぐ気に入ったけど、何度も聴いているうちに、他の曲の良さも理解できてきた。
ZEPぽいな〜と感じたM4や、サビの転調が不思議なM5、エース清水長官がヴォーカルを務めるM9など面白い曲もあるけど
個人的なに一押しは「うぉうおうぉううぉ〜」が印象深い、タイトル通りダークなM7かな。
いい作品だと思うけど、俺の中では、やっぱり『NEWS』の絶対的優位は揺るがないかな…
最近聴いたアルバムの感想
Metropolis, Pt. 2: Scenes from a Memory / Dream Theater
以前売りに出してしまったので、再び購入。
うむ、やはり素晴らしい。
"The Spirit Carries On"まで来た時の昂りは堪らんな。
DTは"Octavarium"までは追いかけてたけど、繰り返し聴きたいと思うのは、これと"Images & Words"だけかなぁ…
Keeper of the Seven Keys, Pt. II / Helloween
所謂ジャーマンメタル(パワーメタル?)の名盤と語り継がれる作品。
"Eagle Fly Free"はサビでシンガロングしたくなるな。
他、"You Always Walk Alone", "Rise and Fall", "Dr. Stein", "I Want Out"なんかも好きかな。
ちなみにPt1は聴いてません。
この辺りのメタルのサブジャンルは一時期、ネット上で軽視・蔑視されてた気がするけど、やっぱりいいものはいいよ!
Korn / Korn
ニューメタルのパイオニア的バンドの1st。
う〜ん…俺には合わなかったぁ〜。
嫌いではないんだけど、全部同じ曲に聴こえてきちゃうな…
ベースのバキバキ感と、ギターの変な音出す感は結構好き。
Crack the Skye / Mastodon
これは結構当たりだった!
マストドンはアルバム"Blood Mountain"と、"Blood and Thunder"しか知らないんだけど、今までは雄叫びのような歌い方だったのが、ちゃんと歌ってる!
突進されるようなスピード感のある曲は減ってるけど、これはこれでアリ!
もっと聴き込もうと思う。
Blackwater Park / Opeth
これもメトポリ2と同じく、買い直し。
今になって聴き直すと、完成度やべーわ。
動〜静〜動のパートの移り変わりが堪らん。
また、その静パートのメロウさったらない。
ミカエルの声も素敵。デスヴァイスはディープだし。
あと、なんと言えばいいのか、"The Drapery Falls"の最初の方みたいな、寒々しさを感じるようなギターの音が良い。
他のアルバムも漁ってみようかな!
Rage Against the Machine / Rage Against the Machine
Rage Against the Machine-XX (20th Anniversary)
- アーティスト:Rage Against the Machine
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: CD
ラップメタルの代表的なバンドの第1作。
反体制バンドとしても有名で、かのアメリカ同時多発テロが起きた時には、ラジオで全曲放送禁止になったらしい。
また、ここ最近の、アメリカの情勢の影響で、ストリーミング再生数が急上昇しているらしい。
いわゆるメタル的なスピードチューンがあるわけではないが、この独特のグルーヴは癖になる。
曲自体は非常に分かりやすくノリやすい。
歌詞が大事なバンドなので、対訳ついてる方がいいかも。
特に"Killing in the Name"は、この曲を出した当時と、今で、何も変わってないんだな…と考えさせられる。
他の作品にも手を出そうかと思う。
Slipknot / Slipknot
Iowa / Slipknot
あぁ…俺にはニューメタルが合わないのだろうか。
Kornでも書いたけど、全部同じに聴こえる…
"Iowa"の方が、まだ好きな曲が多いかな…でも後半になると分からなくなってくる。
もうニューメタルに手を出すのはやめておこう…
でもSOADとLinkin ParkとEvanescenceは好き!
Figure Number Five / Soilwork
「鯉の争い奪い合い」で有名なアレが入ってるやつ!
ビョーンのデスヴォイスはカッコいい!
メロデスでデスヴォイスとノーマルヴァイスの使い分けをやり始めた、かなり初期のバンドじゃないかな?
サビが分かりやすくて結構好き。
"Rejection Role", "Figure Number Five", Distortion Sleep"が特に記憶に残るかな!
以上
ブックオフ巡り
緊急事態宣言も解除されたので、近所のブックオフにCD収集に向かった。
Metropolis, Pt. 2: Scenes from a Memory / Dream Theater
Keeper of the Seven Keys Part 2 / Helloween
Crack the Skye / Mastodon
Blackwater Park / Opeth
Rage Against the Machine / Rage Against the Machine
Iowa / Slipknot
Figure Number Five / Soilwork
をゲット。なかなか品揃えいいんじゃないか。
CHRONO CROSS ORIGINAL SOUNDTRACK
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,みとせのりこ,光田康典
- 出版社/メーカー: デジキューブ
- 発売日: 1999/12/18
- メディア: CD
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曲数が多いので、曲目は割愛
PlayStationのゲーム、"CHRONO CROSS"のサウンドトラック。作曲は光田康典氏。
本ゲームは、前作"CHRONO TRIGGER"と"RADICAL DREAMERS"の続編だけあって、前作までで使われたBGMのアレンジなども収録されている。
また、民族音楽をふんだんに取り入れ、多国籍な仕上がりになっている。
ゲーム自体の評価は賛否両論だけど、音楽に関しては非常に評価が高い。
あと凄いのが、ほぼ内蔵音源だけで作ってるところ。OPとEDと、みとせのりこさんの声以外は内蔵音源だったかなぁ。
ギターの弦を滑る音も聴こえて、強いこだわりを感じる。
癒し系サウンドを求めてる人におすすめ。
ディスクごとに好きな3曲を選ぶなら
Disc1は"CHRONO CROSS 〜時の傷痕〜"、"時の草原 ホーム・ワールド"、"夢の岸辺に アナザー・ワールド"
Disc2は"クロノマンティーク"、"運命に囚われし者たち"、"MAGICAL DREAMERS 〜風と星と波と〜"
Disc3は"FATES 〜運命の神〜"、"生命 〜遠い約束〜"、"RADICAL DREAMERS 〜盗めない宝石〜"
どれも、聴くとその場面が思い出される。
このゲームを、リアルタイムでプレイできた世代に生まれて幸運だったなぁ。
DUNE 10th Anniversary Edition
- アーティスト: L’Arc~en~Ciel
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 7回
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- Shutting from the sky ★
- Voice ★
- Taste of love
- Entichers
- Floods of tears ★
- Dune ★
- Be destined
- 追憶の情景
- As if in a dream ★
- 失われた眺め
- Floods of tears (single version)
- 夜想花
- 予感
(★は好きな曲)
L'Arc~en~Cielがインディーズ時代にリリースした、1stフルアルバム。オリジナル盤は'93年、ボーナストラック(M11〜13)を追加したリマスター盤は'04年発売。
ラルクはインディーズ時代からかなり出来上がってんなぁ〜という印象。
本当はもっと"I'm in Pain"とか入れて、攻撃的なアルバムにするつもりだったらしい。入れて欲しかった…
アルバム"True"以降しか知らない人だと、初期の楽曲を聴くと驚くかも知れない。
今より暗く、耽美的な曲が多いかな?
所謂V系的な曲の雛形となった作品の1つではあると思う…
本人達も最高傑作と語る、幻想的な疾走曲"As if in a dream"、ベスト盤にも収録された、今のラルク好きにも受け入れられそうな"Voice"、
インディーズ時代のシングル曲"Floods of tears"がオススメかな!