- マタンゴ ★
- キノコパワー ★
- 夜歩く ★
- 日本の米 ★
- ララミー
- いくじなし ★
(★は好きな曲)
ロックバンド、筋肉少女帯の2ndアルバム。'88年発売。
ピアニストのエディこと三柴氏が正式メンバーだったのはここまでで、今作でもそのピアノの弾きっぷりを堪能できる。
"キノコパワー"のピアノソロと、ギタリスト横関氏のギターソロの応酬は、もう聴いてると笑えてくる。
そもそもキノコパワーってなんなんだ…マジックなマッシュルームのことなのか。
"日本の米"では、曲中でコントやったりしてるし、ホーンが印象に残る"ララミー"は、歌詞の理不尽具合が凄い。
また、"釈迦"や"僕の宗教へようこそ"にも登場する、アンテナ売りシリーズ(?)の大曲"いくじなし"も、物語性があって面白い。
しかし、今作で最も俺が気になったのは、"夜歩く"。
三柴氏のピアノが冴え渡る、タイトル通り夜を思わせる曲だが、歌詞が気になる。
というのも、歌詞の一部がJanne Da Arcの"ファントム"にそっくりなのだ。
そもそも、タイトルからしてって感じなんだが…
具体的に言うと、「女の人の幽霊で私と同じ顔を…」の部分。
この歌詞を、元ネタなしで同じことを考えつけるとは、到底思えない…
確かyasuは、大槻ケンヂのソロ作品にコーラスで参加したことがあった気がするから、筋少のファンだったのかもしれない!そう考えると合点がいく。
まぁそれでなくとも筋少は、庵野秀明監督やら、和月伸宏氏やら、サブカル方面への影響が大きいからなぁ。
次作"猫のテブクロ"以降は、ギタリストに橘高・本城両名が参加して、HR/HM色が強くなっていくが、今作はその過渡期に生み出された名盤。