BOOTLEG / 米津玄師

(★は好きな曲)

今一番注目されていると言っても過言ではないミュージシャン・米津玄師の4thアルバム。2017年作。

以前感想を書いた星野源もそうだったんだけど、聴かず嫌いをしていた。

「流行りの音楽なんて、ケッ！」という誰でも通りすぎるんじゃないかなぁ…という時期が、つい最近まであったのだ。

(そのくせ、ラルクやグレイやミスチルは聴いているという矛盾があるのだけど…)

いやーもっと早く聴くべきだった。

俺が米津玄師を、初めて米津玄師として認識して聴いたのは"orion"がラジオで流れた時だったんだけど、その時から「おっ」と思うものはあったのに、前述の「流行りの音楽バスター」が働いて、頭から除外していた。

で、ここ最近の"Lemon"ブームで遅れ馳せながらハマったわけだ。

米津玄師もそうだけど、2018年は久しぶりに、いいなと思えるミュージシャンが多くいた。

具体的に言うと星野源とあいみょん。

まだあいみょんはアルバム聴いたりはしてないけど…

話が逸れたので、アルバムの感想。

タイトル通り、疾走感漂うギターリフが印象的な"飛燕"

車のCMでサビは聴き慣れていたけど、サビ以外でラップ調だったりな"LOSER"

アニメ主題歌で、スピードPOPな"ピースサイン"

これまたアニメ主題歌で、煌めく星が見えそうな"orion"

DAOKOとのコラボ曲のセルフカバー"打上花火"

そしてこちらも、今一番注目されているであろう俳優・菅田将暉とのデュオ"灰色と青"

と、初米津玄師の俺でも取っつきやすい曲が多かった。

先に挙げた楽曲は勿論だけど、一番作中で意外だったのが"Moonlight"

こういう曲も作るんだなって、感心というか、凄いと思った。

POPでもダンサブルでもバラードでもない、明るくもない、人によっては飛ばしてしまいそうな曲だけど、パンチの強い曲が多いアルバムだからこそ、こういう曲が必要だと思う。

あとこの曲が前にあるから、次の"春雷"がより明るく聴こえる。

全体的に高品質な作品だと思う！

次のアルバムも楽しみに待とう。

中々順番をつけるのは難しいけど、好きな曲3曲選ぶなら

次点で飛燕かな…って、あんだけ褒めておいてMoonlight入ってないっていうね…

感想文