風街ろまん / はっぴいえんど
- 抱きしめたい
- 空いろのくれよん ★
- 風をあつめて ★
- 暗闇坂むささび変化
- はいからはくち
- はいから・びゅーちふる
- 夏なんです
- 花いちもんめ
- あしたてんきになあれ
- 颱風 ★
- 春らんまん
- 愛餓を
フォーク/ロックバンド、はっぴいえんどの2ndアルバム。1971年発売。
たびたび、ロックに日本語を持ち込んだレジェンド的存在というのは聞いていたけど、まずメンバーが凄い。
曲調としては、現代のロックを想像すると、まず間違いなく肩透かしを喰らう。
フォーク寄りのロック…っていうのが正しいのか分からないけど。
今存在しているバンドで言うと、スピッツとかくるりとかが、影響受けてるんだろうなぁ〜というのが感じられる音楽性…というか、はっぴいえんどのトリビュート盤に、両バンドとも参加してるんだね。
曲調と、松本隆氏の「〜なんです」「〜です」と言う歌詞も相まって、柔らかな空気が漂うアルバム。
「ヨーデル」を想起させる『空いろのくれよん』や、カントリーっぽい『暗闇坂むささび変化』、今作中最もハードな『颱風』など、結構バラエティに飛んでるなぁと思う。
それでいて、『はいから・びゅーちふる』や『颱風』の後半や『愛餓を』みたいな遊び心のある曲もあって飽きさせない。
『風をあつめて』が一番人気なのは間違いないと思うけど、どこのレビューサイトを見ても、『颱風』について書いてるサイトがないんだよなぁ。
俺は結構この曲好きなんだけどな。
まず、大瀧氏はこんな声も出せるんだなぁと言うことに驚いた。あとは、だんだん楽器の音が増えていくのが好き。あとベースの音がデカくて好き。
とにかく、先述したスピッツやくるりなどが、はっぴいえんどから受けた影響が多大であることは、今作を聴けば容易に分かる名盤!